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「EVのすべて」

VOL.1 みんな知りたい!EVの環境性能からバッテリーまで紐解く!

“クルマ社会の、次の100年の扉を開くパイオニア”として、世界に先駆け量産を開始する新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』。「EVのすべて」では、EVに関する基礎知識にとどまらず、開発者インタビューや専門的な内容も含めて、わかりやすく丁寧にお届けします。今回の第一弾では、MiEV事業統括室 マーケティングチームの片庭 誠が、EVの基礎知識について語ります。まずは、EVのメリットやハイブリッドカーとの違いに焦点を当ててお届けします。

※2009年8月時点の記事です。

走行中のCO2排出ゼロ!究極のエコカーの魅力とは?

EVならではの特長を教えてください。

今、EVは究極のエコカーとして注目されています。その理由は、走行中にはCO2をまったく発生しないからです。発電には多少のCO2発生がありますが、走行中は出さないというところが、プラグインハイブリッドカーを含むすべての自動車と異なるEVのメリットですね。発電時にはCO2が発生するものの、原子力、風力、地熱、それから太陽エネルギーなどを使って発電することで、発電時のCO2の発生もゼロにすることが可能です。そうすると、CO2をまったく発生しない究極のエコカーとなるでしょう。

お客様のメリットとしてはどんなことがありますか?

走りが静かなことですよね。エンジンがないため、排気音をまったく発生しないからです。騒音が発生しないということは、乗っていても快適ですし、音が響きやすい早朝や深夜などでも騒音で近所に迷惑を掛けないで済みます。

走りはどうでしょうか?

加速性能は、ガソリンターボ車以上です。トルクという加速力を示す指標があるのですが、ガソリン車に対して2倍近い力を発生できます。そして、アクセルを踏んでエンジン回転を上げないと最大トルクを発生しないガソリン車と違い、アクセルを踏み始めるとすぐに最大トルクを発生するのがEVの特長です。ですので、EVは加速力が強く、とても滑らかに走ることができるわけです。また、トルクの強いモーターを動力源として走ることにより変速機(トランスミッション)を使う必要がないので、ギヤチェンジのないスムーズな走りを実現します。

充電について教えてください。まず、充電にはどのくらい時間がかかるのですか?

充電は、電源さえあればどこでもできます。わざわざガソリンスタンドに行く必要がありません。そして充電は、100Vと200Vの家庭用電源、そして急速充電器と3つの方法があります。バッテリーがほぼ空の状態から、100Vなら約14時間、200Vなら半分の約7時間、急速充電器(バッテリー保護などの理由により充電は満充電の約8割まで)なら30分あれば充電が完了します。1回の充電にかかる電気代は、電気の契約プランによっても異なるのですが、高い場合でも400〜500円くらいで満充電にできます。使い勝手としては、携帯電話とまったく一緒です。昼間使って、夜間寝ている間に充電するというイメージですね。バッテリーを空にして家に帰ってくる事はほとんどないと思いますので、多くの場合は寝ている間に充電できるでしょう。あと、ガソリン車と大きく違うのは、目的地にいる間に充電できるということです。たとえば急速充電設備のあるショッピングモールに買い物に行けば、買い物をしている間に充電が完了するのです。

バッテリーの寿命はどうなのでしょう?

バッテリーの消耗が気になる人もいると思いますが、我々の目安として10年間は交換の必要のないレベルでバッテリーを作っております。ただ一方で、バッテリーですからどうしても劣化は避けられません。そこで私たちは、バッテリーの素材や充電の方法についてとても配慮して開発しました。その結果、5年間の保証もつけていますし、基本的には10年間交換の必要のないバッテリーとしているので、安心してお使いいただけます。

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